2017年4月3日
金融機関が不動産評価をする際に使う方法として大きく2つあります。
積算評価法と収益還元法
今日は積算評価法を少しご説明したいと思います。
収益還元法と並行して評価する金融機関もありますが、多くの金融機関はこの積算評価法を採用しています。
積算評価法による不動産評価額=土地評価額+建物評価額となります。
では土地評価額の求め方は
土地評価額=路線価×土地面積÷80%×用途地域別の掛け目
土地の路線価はこちらから調べることができます。
http://www.rosenka.nta.go.jp/
用途地域はインターネットから調べることが可能です。
大阪の場合はこちらのサイトが便利です。
http://www.mapnavi.city.osaka.lg.jp/webgis/index.html
別の掛け目はおおよそこちらの表のとおりとなります。
商業地域 | ×110% |
第一・二種住居地域・準住居地域 | ×100% |
第一・二種中高層専用地域 | ×90% |
第一・二種低層住居専用地域 | ×80% |
準工業地域・工業地域 | ×70% |
そして建物評価額の求め方は
建物評価額=建物延床面積×構造別建築平米単価×{(耐用年数-築年数)÷耐用年数}
構造別建築平米単価はおおよそこちらの表のとおりとなります。
構造別 | ㎡単価 |
鉄筋コンクリート造 | 20万円/㎡ |
重量鉄骨造 | 18万円/㎡ |
鉄骨造・木造 | 15万円/㎡ |
金融機関がどれくらい融資をしてくれるのかの参考になりますので、検討している物件がありましたらこちらを参考にして一度ご自身で評価をしてみてください。
(金融機関により評価方法や融資姿勢、また融資を受ける方の属性により評価は異なります。)